Dr.コラム

2018.03.01

【消化器内科】大腸ポリープについて

大腸癌は患者数、死亡者数ともに年々増加しており肺癌,胃癌に次いで三番目に多い癌となっています。大腸癌の多くは、ポリープの一部に発生した癌細胞がだんだんと増大して発生します。(大腸の粘膜からポリープを経由せずに、直接癌が発生する場合もあります。)

発生した大腸癌は増殖し徐々に粘膜の深いところまで広がっていき、早期癌からやがて進行癌といわれる状態にまで進行していきます。
大腸癌の症状は病変のある場所や進行度によって異なりますが、通常、早期癌の状態ではほとんど自覚症状はありません。

大腸癌の疑いのある人を見つけるために健診や人間ドックでは、癌からの出血の存在を想定した簡便な便検査(便潜血反応)の検査が行われることが多いですが、多くの大腸癌のもととなる大腸ポリープの段階では便潜血が陽性にならないものも多く、内視鏡検査を受けてはじめてわかるものも多くあります。
大腸ポリープは直径が5mmを越えると5%強,2cm以上では50%以上と高い確率で癌化が見られるようになりますが、ポリープ内に発生した癌が深いところまで広がっていく前であれば、内視鏡を使用して切除する治療が可能です。

大腸癌として発見され、外科的な手術が必要となる前に、ポリープの段階で発見し、内視鏡的に切除することにより大腸癌の発生リスクは大きく減ることになります。
大腸ポリープの早期発見、早期治療のため、是非内視鏡検査を受けて下さい。

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