朝起きる時腰が痛い

朝起きる時腰が痛い5つの原因

朝起きる時腰が痛い5つの原因朝、起きる時に腰が痛い原因はさまざまです。
その中で、よく見られる原因をご紹介します。2つ以上の原因が重なって腰痛が発症することもあります。

筋肉の緊張

寝ているあいだの姿勢が悪い、寝具が合っていないことなどによって、背中、腰の筋肉が緊張すると、腰痛が引き起こされることがあります。

寝返りが少ない

寝返りは、身体のゆがみを改善したり、偏った負担を軽減したりといった役割を果たしていると言われています。
睡眠の質が悪い、マットレスがやわらかすぎる(低反発すぎる)と、寝返りが少なくなります。

ストレス

検査で原因を特定できない腰痛の原因の発症に関わっているとされるのが、ストレスです。
ストレスによって自律神経が乱れ、睡眠の質が悪くなる・血行が低下するといったことで、寝返りが少なくなり、腰痛を引き起こすと言われています。

冷え

冷えも、腰痛の原因となります。
寝室の室温が低すぎるなどして血行が悪くなり、寝返りが少なくなる・筋肉が緊張することで、腰痛が起こります。

疾患

腰痛を引き起こす代表的な疾患に、腰椎脊椎間ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症が挙げられます。足の痺れを伴う場合には、特にこの2つの脊椎疾患が疑われます。
また、胃潰瘍、膵炎、骨髄炎、がんなどを原因として、腰痛が発症することもあります。

腰が痛い時に考えられる病気

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア背骨のうち、腰部分を構成する5つの骨のことを「腰椎」と言います。その骨と骨のあいだには、クッションの役割を果たす「椎間板」があります。
腰椎椎間板ヘルニアとは、腰椎の椎間板が正常な位置から飛び出し、脊髄や神経根を圧迫する病気です。腰痛に加え、足の痺れや痛み、排尿障害・排便障害などが見られることがあります。

腰部脊柱管狭窄症

背骨の中の神経の通り道である「脊柱管」が狭くなる病気です。脊髄や神経根が圧迫されることで、腰痛、足の痺れや痛みなどの症状を引き起こします。
足の痺れや痛みは、歩行時に強くなり、安静時に弱まる傾向があります。

急性腰痛症

急性腰痛症重い物を持ち上げたときなどに、突然発症する強い腰痛です。いわゆる、ぎっくり腰のことです。
通常、症状は腰痛のみに限られ、徐々に改善していきます。ただし、痛みが悪化したり、発熱を伴ったりすることもあります。

腰椎すべり症

腰椎が正常な位置から外れ、脊髄や神経根を圧迫することで発症します。
腰痛、足の痺れや痛みなどの症状を伴います。足の痺れや痛みは、歩行時に強くなり、安静時に弱くなる傾向があります。
一方で、全く症状が現れないケースも見られます。

腰部変形性脊椎症

主に加齢を原因として、椎間板や腰椎が変形する病気です。
多くは無症状ですが、変形が進んだケースでは神経が圧迫され、腰痛、足の痺れや痛み、背中の痛みなどの症状が現れます。

朝起きる時腰が痛くならないための5つの対策

朝起きる時に腰が痛いという場合、ご自身でできる対策もあります。
思い当たることがあれば、まずはお試しになってみることをおすすめします。

寝るときの姿勢の改善

寝るときの姿勢の改善うつぶせ寝は、腰、首、肩などに負担をかけてしまいます。
できるだけ仰向けで寝るようにしましょう。

環境の改善

照明をつけっぱなしにして寝ることは避けましょう。また、季節に応じて、エアコンを活用することをおすすめします。やや涼しめの温度だと、寝つきが良くなります。
枕、マットレスの調整も有効です。低反発のものは、寝返りが少なくなる原因となりますので、ある程度の反発性のあるものをおすすめします。

湯船に浸かって身体を温める

湯船に浸かって身体を温めるお風呂をシャワーで済ませるのではなく、できるだけ湯船に浸かり、身体をしっかり温めるようにしましょう。少しぬるめのお湯に、長めに浸かると身体が温まります。

適度な運動で血行を改善する

適度な運動で血行を改善するウォーキング、軽いジョギング、ヨガ、ストレッチなど、適度な運動をして血行を改善しましょう。疲れ切ってしまうような激しい運動は必要ありません。

起床時の身体の起こし方の工夫

ベッドから起き上がるときには、まずは身体を横に向け、腕・肘を使って上半身を支えながら、ゆっくり起き上がるようにしましょう。勢いよく起き上がると、腰を痛めてしまうことがあります。特に筋力の低下しているご高齢の方は注意が必要です。

対策をしても腰が痛くなる方へ

ご紹介した対策を講じても起床時の腰痛が改善しない場合や、すでに日常生活に支障をきたすほどの腰痛に悩んでいるという場合には、整形外科を受診しましょう。

腰痛は整形外科で診てもらいましょう

腰痛は整形外科で診てもらいましょう腰痛の原因疾患には、さまざまなものが考えられます。
ただその多くが、整形外科で取り扱う疾患です。基本的には、腰痛でお困りの際には整形外科を受診されることをおすすめします。
なお当院では、内科も併設しておりますので、胃潰瘍、膵炎、骨髄炎、がんなどの疑いがある場合にも、適切な対応をさせていただきます。

MSC-CM(ヒト脂肪由来間葉系幹細胞培養上清液)療法を導入しています

MSC-CM(ヒト脂肪由来間葉系幹細胞培養上清液)療法を導入していますヒトの体内に存在する脂肪由来の幹細胞を培養し、その培養液から幹細胞を取り除いた上澄み溶液を利用した治療です。
上澄み溶液には、組織の修復に必要な成分が含まれており、これを投与することで、腰痛や肩こりの緩和が期待できます。
整形外科領域以外でも、美容外科、皮膚科などで取り入れられている治療です。ご興味がございましたら、お気軽に当院にご相談ください。

Tel.075-431-5730 整形外科・時間帯予約 内科・時間帯予約
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