あなたの骨は大丈夫ですか?~骨密度検査~
京都市上京区の金光診療所では、骨密度検査を行っております。
骨密度は、加齢により低下していき、骨粗しょう症になると、ちょっとした衝撃でも骨折に至ることがあります。ご高齢の方の骨折は寝たきりにつながるリスクも高いため、早期から予防しておくことが大切です。
50代以上の方は、一度骨密度検査を受け、現在の骨の状態を確認し、食生活や運動習慣の見直しを考えてみましょう。
金光診療所の骨密度検査「X線骨密度測定(DEXA)」
金光診療所では、数ある骨密度検査の中でも特に信頼性が高い「X線骨密度測定(DEXA)」を採用しております。
原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年改訂版)においても、X線骨密度測定(DEXA)による腰椎及び大腿骨近位部の測定が推奨されています。
骨密度検査の費用
X線骨密度測定(DEXA) 腰椎及び大腿骨近位部 |
3割負担の方 | |
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1割負担の方 |
※初診料・再診料は含まれておりません。
骨粗しょう症の『いつのまにか骨折』
背中が曲がっている、背が縮んだ、腰痛などは、骨粗しょう症による「いつのまにか骨折」のサインかもしれません。
骨粗しょう症が進行すると、荷物を持ちあげたとき、尻もちをついたときなど、ちょっとした衝撃で背骨が潰れてしまうことがあります。その他にも、手をついたとき、咳をしたときなど、若い頃なら考えられないような小さな衝撃でも骨折に至ります。
そこからさらに進行すると、自分の体重に耐えられなくなった背骨が、気づかないうちに、いつのまにか骨折してしまうことがあります。これが「いつのまにか骨折」です。
一か所の骨折により、周囲の骨に余計な負担がかかり、骨折が連鎖することもあります。自分は大丈夫と考えず、まずは骨密度検査を受けて、現在のご自身の骨の状態を知るところから始めましょう。
骨粗しょう症とは?
骨粗しょう症は、骨の中のカルシウム量(骨量)が加齢やホルモンバランスの乱れなどにより減少し、骨の強度が低下する病気です。進行すると、手をついたとき、咳をしたときなどのちょっとした衝撃で骨折(圧迫骨折)に至ることもあります。
特に女性の場合、閉経を境として進む女性ホルモンの分泌量の低下、無理なダイエットにより骨粗しょう症となるケースが目立ちます。60代の日本人女性のうち、2人に1人が骨粗しょう症であると推測されています。
骨粗しょう症と寝たきり
実際のところ、中には骨粗しょう症と診断されても、「命にかかわる病気でもないし」「骨が折れても、治せばいいし」と放置してしまう方もいらっしゃいます。
確かに、直接的に命を危険にさらす病気ではないかもしれません。しかし、特にご高齢になってからの骨折は、寝たきりのきっかけになりやすいことを皆様に知っていただきたいと思います。
骨折により日常生活に制限がかかって安静にする時間が増えたり、下半身の骨折により一日中ベッドの上で過ごすようになると、骨折が治るまでに筋力・体力が衰えます。若い方でも、ギプスを外すと目に見えて筋肉が細くなっています。
私たちの身体は、使わないでいると、急激にその機能が衰えていきます。骨粗しょう症は、命に直接かかわる病気ではありませんが、寝たきりにつながる可能性は十分に考えられる病気です。
骨粗しょう症と診断された方は、速やかに治療を開始しましょう。まだ検査を受けられていない50代以上の方も、ぜひ一度骨密度検査を受けていただければと思います。
金光診療所では、治療薬を処方するだけでなく、定期的な検査で薬の効き目を確認しながら、日常生活でのアドバイスを交えた骨粗しょう症の治療を行っております。
骨粗しょう症と生活習慣病
骨も代謝をしていることをご存じでしょうか。生涯を通して、骨吸収と骨形成を繰り返し代謝することで、骨の強度が保たれているのです。良質な骨を作るためには、良質な栄養バランスが必要です。高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病は、骨の質を悪化させ、骨折リスクを上昇させてしまうことが分かっています。
中でも糖尿病は、骨粗しょう症と深い関係があります。糖尿病は、インスリンの働きが弱まる病気です。インスリンには骨を作る骨芽細胞を増やす作用があるため、インスリンの働きが弱い糖尿病の方は、骨の形成が不十分となり、骨密度が低下します。さらに、多尿によりカルシウムが排出されやすくなり、これも骨密度の低下につながります。
糖尿病の方は、骨粗しょう症の予防に努めながら治療を行っていく必要があります。金光診療所では、生活習慣病の治療にも力を入れておりますので、お気軽にご相談ください。
骨粗しょう症の症状
「silent disease」(静かな病気)とも呼ばれる骨粗しょう症は、静かに進行していきます。
自覚症状が現れるのは、かなり進行してからです。
比較的軽度の骨粗しょう症の症状

- 床から立ちあがるときに背中や腰が痛む
- 重い物を持ちあげるときに背中や腰が痛む
- 背中や腰が曲がってくる
- 身長が縮む
重度の骨粗しょう症の症状

- 背中や腰の痛みが原因で寝込む
- 転んだだけで骨折してしまう
- 背中や腰の曲がりがひどい
- 身長の縮みが目立つ、指摘される
骨粗しょう症の原因
骨粗しょう症の原因には、以下のようなものが考えられます。日頃の心がけで予防できるものもあります。生活習慣、運動習慣の見直しが重要です。
- 加齢
- 閉経後の女性ホルモンの分泌量低下
- 無理なダイエット
- 偏食
- 喫煙、飲酒、運動不足
- 糖尿病
- 関節リウマチ、慢性腎不全、ステロイドの長期服用
- 肺気腫、心臓病、甲状腺機能亢進症 など
骨粗しょう症の検査と診断
骨粗しょう症の検査、診断方法には、いくつかの種類があります。
骨密度検査
骨粗しょう症による骨折の中でも注意すべきなのは、背骨、股関節の骨折です。よって金光診療所でも「X線骨密度測定(DEXA)」による腰椎と大腿骨近位部の骨密度の検査を行っております。
この測定法は原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年改訂版)でも推奨されている信頼性の高いものです。
検査は数分で終わり、当日中に結果をお伝えできます。
X線写真
背骨の骨折、股関節の骨折の状態から、骨粗しょう症の診断を行うことがあります。
血液検査
血液検査の際に骨代謝マーカーでの測定を行うことで、骨粗しょう症のタイプ、治療効果判定ができます。
骨吸収と骨形成のバランスを測定し、骨粗しょう症のタイプに応じた治療法をご提案します
骨粗しょう症の治療
骨粗しょう症は、食生活や運動習慣の見直しで改善が期待できます。金光診療所では、これらに加えてお薬での治療も行っております。
また、治療開始後も定期的に治療の効果を確認する検査を行い、必要があれば治療計画を立て直すことで、常に患者様の身体の状態に合った治療を受けていただける体制を整えております。
食生活の見直し
骨は、骨吸収と骨形成により代謝が行われています。このうちの骨形成を促進するための、カルシウム、タンパク質、ビタミンD、ビタミンKの摂取を考慮した食事療法をご提案をいたします。
運動習慣の見直し
骨は、運動による適度な負荷により、骨量が増え、丈夫になります。また、運動による筋力の増進は、骨にかかる負担を軽減します。バランス感覚が鍛えられ、転倒・骨折のリスクをさげることにもなります。
骨量を増やすためには、必ずしも激しい運動である必要はありません。ウォーキング、軽いジョギングなどが効果的です。毎日か、少なくとも週に3回程度のペースで続けられる、ご自身に合った運動習慣をご提案いたします。
お薬での治療
「骨吸収抑制剤」で壊される骨の量を減らし、「骨形成促進剤」で作られる骨の量を増やします。また、骨を作るために欠かせない栄養素、ビタミン剤(ビタミンD、K)などを使って治療を行います。
年齢、症状から骨粗しょう症のタイプをしっかりと見極め、適切なお薬の処方をいたします。