ピロリ菌検査

ヘリコバクター・ピロリ菌とは

一般的に「ピロリ菌」と呼ばれていますが、正式名称は「ヘリコバクター・ピロリ菌」といいます。
ピロリ菌は胃・十二指腸潰瘍や、萎縮性胃炎、鳥肌状胃炎などの慢性胃炎の原因であり、また胃癌の原因でもあると言われています。
また、胃にまつわる病気以外では、MALTリンパ腫(悪性リンパ腫の前段階)、特発性血小板減少性紫斑病、鉄欠乏性貧血、免疫疾患、皮膚疾患との関連性を疑う声もあがっています。
日本人の感染率は高く、60歳以上の方の場合、ピロリ菌感染率は8割にものぼり、国内の感染者は約3,500万人とも言われています。
感染していることが分かればピロリ菌の除菌治療をお勧めしています。平成25年からは、ピロリ菌が関連する慢性胃炎と診断された方には、ピロリ菌検査・除菌治療が保険適用されるようになりました。

ピロリ菌検査をお考えの方は、京都の金光診療所へお越しください。

ピロリ菌の感染経路

ピロリ菌の感染経路ピロリ菌の感染経路は、経口感染、つまり口からの感染が主だったものと考えられています。特に、免疫機能が未確立であり、胃酸の分泌が少ない乳幼児期に感染しているケースがほとんどのようです。
乳幼児期に行う口移しによる食事が原因である場合、10代の方でも、ピロリ菌に感染している可能性は十分に考えられます。
将来的に出産を考えられている方、また育児をされている方は、検査でピロリ菌感染の有無を確認し、感染している場合は除菌治療を行い、お子様への感染を防ぎましょう。

また、検査をお考えの方は、京都の金光診療所までお越しください。

ピロリ菌と病気

ピロリ菌は、さまざまな病気の原因となり得ます。主な病気をご紹介します。

慢性胃炎

胃の中のピロリ菌は、ウレアーゼという酵素を産生します。ウレアーゼは、胃の中の環境と反応してアンモニアなどを発生させます。このことにより、胃の粘膜が傷ついたり、炎症が起こったりして、「慢性胃炎」となります。
慢性胃炎を放置、あるいは気づかないでいると、胃の粘膜が薄くなります。これが「萎縮性胃炎」という状態で、徐々に胃全体を侵していきます。胃液の分泌量が低下し、胃がんになりやすい環境へと移行していきます。

胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍は、胃や十二指腸の壁が比較的大きく傷ついた状態です。ほとんどはピロリ菌を原因として起こります。
胃もたれ、腹痛などの症状を伴い、ときには出血や穿孔(穴が開くこと)により入院や手術が必要になることもあります。
胃酸の分泌を抑制する薬で症状は緩和できますが、ピロリ菌が原因である場合には、その除菌治療を行わない限り高い再発リスクがついて回ります。

胃がん

1994年、WHO(世界保健機関)は、ピロリ菌を「確実な発がん因子」と認めています。タバコやアスベストと同じように、確実な発がん物質と認定されたということです。
ピロリ菌が長期にわたって胃の中に存在することで、胃の粘膜が薄くなり(萎縮性胃炎)、胃酸の分泌量が低下するなどの、胃がんが生じやすい環境を引き起こすと指摘されています。

その他の病気

上記以外でピロリ菌が関係する病気としては、胃の粘膜のリンパ組織に発生する「胃MALTリンパ腫」、血液疾患の一つ「特発性血小板減少性紫斑病」、30歳以上の方に見られる「胃の過形成ポリープ」などが挙げられます。
また、慢性じんましん、鉄欠乏性貧血なども、ピロリ菌の除菌治療によって症状が改善されたという報告があります。

ピロリ菌の検査方法

尿素呼気試験

ピロリ菌の有無を確認する検査として最も精度の高い方法です。

検査用のお薬を服用して頂き、臥位、坐位の姿勢をとりながら計2回、呼気バックに息を吹いて頂きます。
検査に要する時間は20分程度です。

迅速ウレアーゼ法

迅速ウレアーゼ法胃カメラ検査の際に、同時に行う検査法です。胃から採取した組織を検体として使用します。

培養法

胃カメラ検査の際に、同時に行う検査法です。胃から採取した組織を培養し増殖させ、ピロリ菌の有無を確認します。

抗体法・抗原法

血液抗体測定、尿中抗体測定、便中抗原測定などにより、ピロリ菌の感染を簡易に検査します。

鏡顕法

胃カメラ検査の際に、同時に行う検査法です。胃から採取した組織を染色し、顕微鏡によって感染の有無を確認します。

ピロリ菌の除菌方法

ピロリ菌を発見した場合、以下のような流れで、除菌治療を進めていきます。

一次除菌(保険適用)

2種類の抗生剤と、胃酸を抑える薬を使用します。
1日2回の服用を、7日間継続していただきます。約75~90%の方が一次除菌で除菌治療に成功します。除菌から約2ヵ月経過した後に除菌が成功したかどうかを確認するために尿素呼気試験を行います。

二次除菌(保険適用)

ピロリ菌の中には、除菌治療で使う抗生剤に耐性を持っている菌がいる場合があり、その時には一次除菌が不成功となる場合があります。その際には、一次除菌で使用した抗生剤のうち1種類を変更して二次除菌治療を行います。
1日2回の服用を、7日間継続していただきます。一次除菌で失敗した患者様のうちの約90%が、二次除菌で除菌治療に成功します。

三次除菌(※保険適用外)

三次除菌まで進むのは、全体の1~3%です。三次除菌からは保険適用外(自費)となります。ただし、三次除菌で成功するケースはよくありますので、諦めずに除菌に取り組まれることをお勧めします。

ピロリ菌の除菌治療の副作用

ピロリ菌を除菌するには薬での除菌がメインになります。薬での除菌は短期間で出来るメリットはありますが、強い薬である為、副作用が出る場合があります。
・発熱
・便が緩くなる
・味覚の異常が起こる
・肝機能の検査値の異常がみられる

ピロリ菌の除菌治療にあたり、副作用による症状が軽い場合はお薬を続けてください。ただし、症状がひどくなる場合はご連絡ください。
内服中に発熱や腹痛を伴う下痢や血便などがございましたら、ただちにご連絡ください。

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